columnお役立ちコラム

業務用レーザー加工機を導入するメリット

仕上がりがきれいになる

レーザー加工は、レーザーを集光して局部的に加工を施す技術です。刃物などを使うことなく加工できることから粉塵などが付着することなく、加工物の変形やクラック、バリなどの発生も抑えられ、美しい仕上がりを実現します。安定した品質を保ちながら製造したいとお考えの方に最適です。

作業工程の削減

レーザー加工は金属加工に使う金型は必要なく、あらかじめ構築したプログラムをもとに加工を施します。そのため、金型の製作や交換、セット、メンテナンスといった工程を削減することができ、作業効率化につながります。

幅広い素材の加工が可能

レーザー加工は基本的に金属を加工する際に用いられますが、レンズや照射の出力を変えることで、皮革や生地などの柔らかい素材や熱で変形するような薄板の素材なども加工することが可能です。

難度の高い加工が可能

レーザー光は収束によってとても細くなっていることから、刃物では難しい小さな半径での曲線切断や極小径の穴あけ、細かな切り抜きや複雑な絵柄の彫刻など高難度な加工も行えます。

業務用レーザー加工機を導入するデメリット

加工速度が遅い

レーザー光をピンポイントに照射することで、工作物を融解しながら加工をするレーザー加工は、切削加工やプレス加工などの加工方法と比べると加工速度は遅くなります。切断速度を上げて加工を行うことは可能ですが、そうするとバリやカエリの発生を招き、後処理する工程が増えてしまいます。工程が増えるということは、コストや納期の面から見てもデメリットになります。

すべての素材に対応できるわけではない

レーザー加工は光を集める焦点の深さに限度があるため、厚い素材の加工には適していません。また、レーザーの種類によってはアルミや銅など反射率や熱伝導率の高い金属の加工を苦手とするものもあります。

ランニングコストが高い

レーザー加工機はほかの機械と比べて多くのエネルギーを使用するため、電気代やガス代などの光熱費が高くなりがちです。また、レンズやミラーは定期的に交換する必要があります。

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